道ノ下

毎日おなじ道を通っている。

 

太陽は、もうすでに高くのぼってギラギラと輝き僕を待っている時期もあるし、

空と地面のほんの隙間だけを照らして、暖かい地面の中でグズグズしている時期もある。

 

空気の暖かさや湿り気、そして動きまわる速度は、同じことは一日も無いけれど。

 

僕は毎日おなじ道をあるいているつもりだった。

おなじ、と昨日のなにかが、ぼくに囁く。 少し違うよ、今日のぼくがはにかむ。

 

よく見てご覧よと、明日のぼくが前を向いたままつぶやく

 

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