2015-06-01 かわはかわかず 川は流れていつでも海に到着するばかりでない。 水はひくい方へ常に流れて行くとしても。 そこは海面よりもひくいところ。 ここを流れるみずは、どこへ流れていけばよいのだろう。 みずは、だからみずたまりをつくり沼となる。 海にいけないあたりのみずたちも、沼にあつまりつづける。 おおきな沼はいつからか、みず海とよばれるようになり。 海にながれることのなかった水たちは、水の海にさらに溜まっていく。 そして、波がある日、生まれる。