Should I stay or should I go
何処へも続いていない道にたどり着く。
突然道は終ってしまう。
道とは多くの人々が歩いている跡、
多くの人がある時期に歩いている跡、
人々がそこを歩かなくなれば、たくさんの人たちの生活に必要とされた道でも、
道は道では失くなり平原へと戻って行く跡が道。道具のひとつにすぎないのが道。
行き止まりにまで辿り着いた君はそこで、しばらく立ち止まって目をつぶる。
そして、引き返すことにする。
体を180度回して今まで左側から受けていた日差しを、右側にうけて
もときた道に進みだす。
モトキタミチ? いや、目の前に続いていく道の風景はまったく新しいものだと気づく。今まで進んできた方向と180度向きが変わった道は、まったく違う道へと変わっている。
この道を新しく新鮮だと気がつき君は進んでいく。
何処へもつづいていない道はない。
行き止まりに辿り着いたら体を180度回して、その先に伸びる道を進めばいい。
その時に新鮮な道だと感じられる為には、まず、その行き止まりまで進んでみなくてはいけないのかも知れない。