どうやらここが、城への入口らしい。 日がまだある時にここまでやってこれて良かったと、 Mは思った。 重い山羊革の靴を履き、ザックを背負って旅たった日、 辺りは一面凍りついていた。 乾いた雪をギュッギュッと踏みしめ、城にむけ足を踏み出した頃を ふと…
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