足もとに浮かぶ星

梅雨時になり毎日ジメジメとした日がづづきますが、

いかがお過ごしですかと、ブラスチックのトランジスターラジオから

女性アナウンサーがカラカラに乾いた声で挨拶する6月の午後。

 

日差しが一年で一番強くかんじられるは、6月。

昼の時間が夜の時間よりも長い時期。

狭くなってしまった夜から星はこぼれ落ち、

水たまりに浮かぶことになる。

そして、ものずきな人間たまにが覗き込む。

 

  可美町秋介 作・写真 / 「水たまりヒトデ」より  

 

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